検査・検診一覧
当院では以下の検査・検診を行っております。
子宮頸がん検診について
子宮頸がんは、その原因であるヒト・パピローマウイルス(HPV)に対するワクチン接種(一次予防)と検診(二次予防)を併用することで早期に診断することがほぼ可能になりました。
また子宮頸がんは初期であれば、ほとんど治癒できます。そのために定期的な子宮頸がん検診を受けて早期発見をすることが大切です。
- 以下のような自覚症状はありませんか?
- ・ 月経でないのに出血する(不正出血)
・ 性交渉後に出血する(接触出血)
・ 黄色のおりものがある(黄色帯下) - 初期の子宮頸がんでは2人に1人(50%)は自覚症状がありません。
性交渉の経験がある方は、年に一度子宮頸がん検診を受けて自分の体をしっかりと守りましょう。
子宮頸がん検診の流れ
-
1問診問診票に自覚症状、月経歴(初経・閉経年齢、月経期間・周期、月経時症状など)、妊娠・出産歴、既往疾患などを記入します。
-
2診察内診台で子宮頸部の状態を確認する視診(膣鏡診)や子宮、卵巣などの腫大を診るため触診(内診)をします。
-
3検査子宮頸部をブラシで擦過して、細胞診をします。痛みも無く、すぐに終わります。
また同時にヒト・パピローマウイルス(HPV)感染の有無を検査する事もできます。 -
4結果検査結果は1週間前後でわかります。結果が出たらできるだけ早くお伝えします。
- 子宮頸部細胞診(子宮頸部から細胞を採取して顕微鏡でみる検査)の結果、少しでもおかしい細胞が見られた場合には、きちんと診断をするために精密検査が必要です。
- 子宮頸部の細胞診と一緒にヒト・パピローマウイルス(HPV)にかかっているかどうか、またどの種類のウイルスにかかっているかを調べると、癌になる前の段階(前がん病変)をより高い精度で予測や診断ができるようになりました。ただし保険適応の範囲が狭いので、ほとんど自費での検査になります。
- 精密検査では通常の診察に加え子宮頸部を拡大鏡で詳しくみる検査(コルポスコピー)と組織診(最もあやしいところから組織を採取して顕微鏡でみる検査)を行い、確定診断をします。コルポスコピーではその場である程度の病変の予測が可能です。
- 当院では、細胞診、コルポスコピー、組織診を十分に活用して前がん病変を含め子宮頸がんを確実に診断し予防することに重点を置いて診察をしています。これらの検査結果はできるだけ早く患者さんにお知らせするようにしています。
VE(嚥下内視鏡)検査について
当院では、ご飯が食べにくい、食事中にむせ込む等の問題のある患者さんに対して言語聴覚士による摂食・嚥下リハビリテーション(摂食機能療法)を実施しています。
患者さんの食事の状況を評価するために、VE(嚥下内視鏡検査)などを用いて確認します。
嚥下内視鏡検査とは、鼻の穴から極細の内視鏡(カメラ)を挿入し食物の喉の通りを検査します。
食事を実際に食べて頂いて、飲み込むまでの映像をモニターで確認します。
検査中は家族の方も一緒に確認できます。
- 以下のような自覚症状はありませんか?
- ・食べ物や水分、唾液などでよくむせる
・飲み込みしづらい
・最近食事がとれなくなった
VE検査の流れ
-
1相談・受診外来診察を行い、飲み込みのご相談をしてください。
-
2検査の予約完全予約制となっております。
-
3VE検査家族の方の検査の見学は可能です。
-
4結果報告検査後に耳鼻咽喉科医よりご説明を行います。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療について
睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気をご存知でしょうか?
睡眠中に呼吸が止まる、もしくは止まりそうになることが、1時間に何十回も繰り返される病気です。
睡眠時無呼吸症候群の人は、ほぼ必ずいびきをかきながら寝ています。
いびきが大きいほど、重症の睡眠時無呼吸がある可能性が高いです。
- 以下のような自覚症状はありませんか?
- ・朝起きた時に頭痛がする、口が渇く
・夜間に何回もトイレに行く
・日中に眠い
いびき以外は何の症状も無い人もめずらしくありません。
睡眠時無呼吸症候群のあるなしに関しては、検査をしないとはっきりとしたことは言えないので、何か気になることがある方は、まずはご受診ください。
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
- 気道(空気の通り道)が閉塞してしまうことが大きな要因として挙げられます。気道を狭くさせる原因は様々です。
十分な睡眠時間をとって身体を休ませているつもりでも、無呼吸の状態では脳が起きた状態になってしまうので、質の良い睡眠をとることができません。
その結果、起床時に頭痛が生じたり、日中の眠気や倦怠感が強くなったりします。睡眠中の「いびき」もよくみられる症状のひとつです。
睡眠時無呼吸症候群を治療せずに放置することによって、高血圧や糖尿病、心疾患、脳卒中の危険が増えるというたくさんの研究報告があります。
また、日中の眠気や集中力低下のために仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故の危険が高まったりと、社会生活に対する多くの悪影響が生じる可能性があります。
適切な治療によって、これらの問題は改善させることができます。
- 診療の流れ
- 詳しい検査内容や治療法については、受診の際、専門医よりご説明致しますが、大まかな流れは以下のようになっております。
-
1来院日中の眠気、いびき、夜間の息苦しさといった症状で来院されます。
-
2問診睡眠を評価するための問診票を記入していただきます。
-
3診察症状などお話を聞かせていただきます。
-
4検査簡易型睡眠モニターをご自宅で寝る前に装着いただいて睡眠中の無呼吸を調べます。
-
5再診次回のご来院で治療方針をご相談致します。
- 受診方法
-
まずはお電話にてお問い合わせください。
TEL:089-925-2500詳しい検査内容や治療法については、受診の際、専門医よりご説明致します。
ご来院の際は健康保険証をご持参ください。